超大型店が帯広に進出しようとしてきたことは幾度となくある。

そのたびに、帯広民商は地域経済を守るという視点で反対運動を進めてきたという歴史がある。

ある大型店が帯広に進出という新聞報道があったことを受けて、折込チラシの一部に「大型店進出反対」と書きいれて市民に訴えたことがあった。

後日、事務所に一本の電話が入る。 電話をくれたのは帯広の主婦、彼女いわく、大きなショッピングセンターが来てくれることは消費者として歓迎であるとのことであった。
要するに、おしゃれで、品揃えも豊富、一ヶ所で済むし、安いし、楽しいし…雇用も生まれるし、固定資産税まで市に入る…いいことずくめであると

消費者である以前に、地域者であり、地域の経済活動の中で私たちは、仕事をしてくらしている。

地域経済の視点からものごとを見ていかなければいけないのではないだろうか。

私の学生時代を彩ってくれた、旭川の買物公園通りの惨状がすべてを物語ってくれている。  

青山 徹也 事務局員(30)