マイナンバーの学習会に講師としてお呼ばれしました。
呼んでいただいたのは、毎年地域の女性たちで開催されている「とかち母親大会」のマイナンバーの分科会です。
数回に分けて分散会でだされた質問や議論をご紹介したいと思います。



分科会では一通りこちらから制度の説明やマイナンバーに対しての考え方や今後について話をさせてもらい、その後、参加者各々から感想や質問がだされました。

比較的多くの方が悩んでいたのが、生命保険満期の払い戻しの際に番号を求められていることでした。
このことについては、このブログのマイナンバーVol.2で書いていますのでそちらを見てもらえば良いのかなと思いますが、参加者の皆さんはの悩みは

1つは、「民間の保険会社に番号を教えてもいいものだろうか」ということ

2つ目は、「番号を教えなければどうなるのか」ということです。

民間の保険会社が番号を聞くことにはもちろん理由があります。
一定額以上の保険金を支払った場合、保険会社は税務署に知らせることになっていて、そこに番号を載せなさいと指導があり努力義務となっているためです。
要するに、様式の中に番号を書くところがあるということです。

ここに、記入してくださいとなっている訳ですが、記入するかどうかは現在、個人の判断に任せられています。

保険会社の方も、お客さんに記入して頂けなかったという理由があれば未記入でもいいということで、努力義務は満たせているということになります。

ですので、「書きたくない」という個人の意思を伝えることが大切です。

次に、「書かないとどうなるか」ですが、満期の保険金をもらえないなんてことはありません。
いや、あってはいけないですよね?


私の個人的な考えとしては、その書類に番号を書き込んだとして、いったい幾人の目にさらされるのかを考えたときに、「代理店の担当者」「代理店の事務」「保険会社の受付」「保険会社の審査」「保険会社の税務担当」「税務署の担当」・・・こんなにもの人の目に触れ、その人たちが書類を誰の目にも触れないところで管理してくれるなんて私は信じられないので、自分のプライバシーを自分で管理する意味でも、記入はしません。

あ、そもそも満期になるような保険がないや・・・(笑)



事務局 青山