中学、高校の「職場体験学習」を受け入れるようになって、
もう、10数年になる。
今年も、中学校2校の生徒4名を受け入れた。
デザインの体験というより、大抵がコミック系イラストの描き方を、
体験したくて来るのである。
業界の現状だとか、仕事の進め方のなど、ひと通り説明をして、
描いてきてもらった下絵に、パソコンで彩色してもらうのだ。
あこがれのプロの作家と同じ環境を体験できるのだから、
生徒さん達にしたら感動ものである。
体験中の写真を撮って、その場でプリントし、
描いた作品を大判プリンターで出力したものと、
併せて、北海道イラストレーターズαの作品集を、
それぞれに持たせて上げるのが恒例になっている。
今の経営状況では、職場体験など受け入れる気分的余裕は無いのだが、
「生徒が感激して帰って来るんですよ」と、担当の先生から聞かされたり、
「帰り際に言っていただいた言葉が忘れられず、これからもその言葉を大切に、夢に向かって頑張ります」などと、生徒さんから手紙をもらったりしたら、
断りたい気持ちもどこかに飛んでいってしまうのである。
帰り際の、その言葉とは、「デザイナーも、イラストレーターも、人と社会を幸せにする、無くてはならない素敵な職業です。現状は本当に厳しいけれど、必ず良い時代がやって来ます。夢を諦めず、努力し続けていけば、夢はきっと叶います」である。
そして、体験学習を終えて、いつも思うのである。
この国は、つぎの日本を支える子供たちの夢を奪い、未来を捨てて、誰も望んでいない絶望的な今を守ろうとしているのではないか、と。
田中 耕三
有限会社田中耕三デザイン事務所 代表
http://kozo.main.jp/
もう、10数年になる。
今年も、中学校2校の生徒4名を受け入れた。
デザインの体験というより、大抵がコミック系イラストの描き方を、
体験したくて来るのである。
業界の現状だとか、仕事の進め方のなど、ひと通り説明をして、
描いてきてもらった下絵に、パソコンで彩色してもらうのだ。
あこがれのプロの作家と同じ環境を体験できるのだから、
生徒さん達にしたら感動ものである。
体験中の写真を撮って、その場でプリントし、
描いた作品を大判プリンターで出力したものと、
併せて、北海道イラストレーターズαの作品集を、
それぞれに持たせて上げるのが恒例になっている。
今の経営状況では、職場体験など受け入れる気分的余裕は無いのだが、
「生徒が感激して帰って来るんですよ」と、担当の先生から聞かされたり、
「帰り際に言っていただいた言葉が忘れられず、これからもその言葉を大切に、夢に向かって頑張ります」などと、生徒さんから手紙をもらったりしたら、
断りたい気持ちもどこかに飛んでいってしまうのである。
帰り際の、その言葉とは、「デザイナーも、イラストレーターも、人と社会を幸せにする、無くてはならない素敵な職業です。現状は本当に厳しいけれど、必ず良い時代がやって来ます。夢を諦めず、努力し続けていけば、夢はきっと叶います」である。
そして、体験学習を終えて、いつも思うのである。
この国は、つぎの日本を支える子供たちの夢を奪い、未来を捨てて、誰も望んでいない絶望的な今を守ろうとしているのではないか、と。
田中 耕三
有限会社田中耕三デザイン事務所 代表
http://kozo.main.jp/