会員さんから寄せられる相談に、マイナンバー関連の質問が増えてきました。

それに答える形でご紹介していければいいなと思います。

それでは、一回目の今回は「生命保険の保険金受取り」のお話を。


相談の内容は
「学資保険が満期になって、支払いを受けるのに、ゆうちょからマイナンバーを書くように求められた」
とのこと

よくお話を聞くと、「マイナンバーを書かなくてはいけない」と言われたが、民間会社のゆうちょになんで番号を教えなければいけないのか、本当にマイナンバーを記載しなければいけないのか疑問とのこと

これまでも、生命保険の満期の支払いや死亡生命保険などの支払いをした場合、税務署に生命保険会社は報告をしていました。その報告の際、金額、氏名や住所などに加えてマイナンバーを記載するようになったのだろうと思われます。

そこで、さっそくゆうちょに問い合わせてみました。

窓口の担当者さんいわく(意訳)
・税務署からマイナンバーをお客様から書いてもらうようにとの努力義務を課せられている
・そのために、お客様から書いてもらえるように努力している
・しかし、お客様から番号を書いていただけない場合でも、もちろんお支払いに問題はない
とのこと

すごく丁寧に、そして迅速に答えていただきました。
かなり問い合わせが多いんだろうなという印象です。

まあ、なんてことはなく、マイナンバーなんて書かなくたって支払いに関係ないということです。

加えて、相談を受けた方から、窓口で「書かなくても問題はありませんが」ではなく、「書かなければいけない」と言われているようなのですがと、もし窓口対応がそうなっているのであれば、改善してくださいというと

「本当にも申し訳けありません」と

私に謝られても困るのですが、なんか、窓口の人が本当にかわいそうになってしまいました
毎日こんなことで、文句を言われているのかなと

マイナンバーなんかができたがゆえに、仕事が増えているゆうちょもある意味、この制度の被害者だと思うのですが、結局、苦労するのは現場ですよね

「書かなくても問題ありませんが・・・」、その一言が大切じゃなでしょうか


【結論】

「マイナンバーを求められても、
       教えないことで進まない手続きはない。」


※民商では、マイナンバーの「困った」を受付しています。
自身の体験や告発などもぜひぜひ教えてください。

事務局 青山